離婚と引っ越しをきっかけに、思い切ってたくさんの物を手放しました。
正直、捨てるのは大変でした。でも終わってみて、いちばん驚いたのは——物だけじゃなく、心まで軽くなっていたことです。
「いつか使うかも」「もったいない」。そんな気持ちにずっと縛られていた自分が、物を手放すと同時に、すーっと自由になっていきました。
この記事では、50代の私が断捨離をしてみて気づいたことを、正直に綴ります。同じように「そろそろ身軽になりたいな」と思っている方の、背中をそっと押せたら嬉しいです。
※離婚にいたるまでの話は別記事に書いています。よければそちらもどうぞ。
手放したもの ―― 物と一緒に「心の荷物」も捨てられた
まず、思い切って手放したものを挙げてみます。
- 古い家電(空気清浄機・除湿機)※製造から5年以上、効果もあいまいだったので
- 何年も着ていない服
- 趣味だったスポーツ、レジャー関連の物、全部
- 30年使ったローチェスト(と、そこに眠っていた服)
- 食器・調理器具
- 大型のスーツケース
こうして書き出すと、よくこんなに溜め込んでいたな、と自分でも思います。
でも、捨てていて気づいたんです。私が手放していたのは、物だけじゃなかった。「もしかしたら、この先使うかも」というやってこない期待。「もったいない」という思い込み。そういう、心にずっと引っかかっていたものまで、一緒に手放していたんです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、心に抱えていた重い荷物が、物を捨てることで目に見える形になって、それごと消えていった感覚でした。捨て終わってから、「なんで今まで、こんなに執着していたんだろう」と不思議になったほどです。
特に迷ったのは、思い出の品。これはさすがに手が止まりました。でも、ふと思ったんです。物を手放しても、それにまつわる思い出は、いつでも心の中で思い出せると。そう気づいたら、すっと手放せました。
手放すか迷ったもの・罪悪感を感じたもの
とはいえ、すべてをあっさり捨てられたわけではありません。いちばん心苦しかったのは、お祝いでいただいた品です。
人の思いが乗った物を手放すのは、やっぱり罪悪感がありました。私の場合は「離婚して再スタート」という事情もあって、結果的には思っていたよりあっさりお別れできたのですが、それでも胸はちくっとしました。
もし手放すか迷ったら、こんな判断基準もおすすめです。よく「ときめくかどうか」と言いますが、私が使ったのはこれ。
「もしこれを、お金を払うから譲ってほしいと言われたら、譲れる?」
YESなら手放す。NOなら取っておく。自分の本当の気持ちが、わりとはっきり見えてきますよ。
残してよかったもの
断捨離って「全部捨てる」ことじゃないんですよね。本当に大切なものを、ちゃんと残すこと。残してよかったものもあります。
ひとつは、観葉植物。最初はさよならしようかと思ったのですが、20年近く手入れしながら育ててきた子です。連れてきて本当によかった。無機質になった新しい部屋に、やさしい癒しをくれています。
もうひとつは、写真。見るたびに、その時のエピソードがよみがえって、ほほえましい気持ちにさせてくれます。一瞬で当時につながれる、魔法みたいな存在です。
身軽になって、変わったこと
物を捨てるのが本当に大変だったので、その経験から、暮らし方そのものが変わりました。
いちばんは、買うときに「これ、本当に必要?」と立ち止まるようになったこと。「ないなら、今持っているもので代用できないかな」と考えるクセがつきました。
実は、ソファを買おうと思っていたんです。でも「やっぱり今は要らないかな」と。必要なものはもうそろっているし、十分満たされている。なくてもやっていけるし、どうしても欲しくなったら、そのとき買えばいい。そう思えるようになったら、気持ちまでゆったりしてきました。
「備え」として手放したもの ―― 保険の見直し
物だけでなく、保険も見直しました。子どもたちの学費に目途がついたタイミングで、加入していた保険のいくつかを思い切って解約したんです。
私の場合は離婚という事情もあって、必然的に整理することになったのですが、見直してみて感じたのは、「保険は基本、掛け捨てで十分かもしれない」ということ。貯蓄型の保険などは、自分には少し重たく感じていました。必要な医療費の多くは公的な保険でカバーできるので、足りない分は予備費として貯蓄で備える、という形に落ち着きました。
⚠️ ただし、これはあくまで私個人の考えと状況での判断です。保険は、家族構成・健康状態・収入によって最適解が本当に人それぞれ。「解約すべき」という話ではありません。気になる方は、ご自身の状況をよく確認したうえで、必要なら保険のプロや公的な相談窓口に相談してから決めてくださいね。
まとめ 手放すことは、失うことじゃない
断捨離をしてみて、いちばん感じたこと。それは、手放すことは「失う」ことじゃなく、「身軽になる」ことだということです。
物を減らしたら、「いつか使うかも」も「もったいない」も、心の突っかかりも、一緒に軽くなりました。今は、必要なものだけに囲まれた、すっきりした暮らしが心地いいです。
全部いっぺんに、なんて思わなくて大丈夫。引き出しひとつ、棚ひとつからでいいんです。ひとつ手放すたびに、心がちょっと軽くなるのを、きっと感じられますよ。
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