気持ちよかったのに、後味が悪い。そんな経験、ありませんか?
私はつい先日、やってしまいました。しかも立て続けに2回。アカスリで25分損して、美容院で髪を切られすぎました。
私は50代、わりと意見をはっきり言うタイプの人間です。それなのに、どちらの場面でもひと言も言えず、もやもやだけが残りました。
悔しかったので、「なぜ言えなかったのか」を調べてみたんです。そうしたら——ちゃんと理由がありました。そして、次から使える対策も見つけました。同じもやもやを抱えたことのある方に、シェアしたいと思います。
事件その1:70分コースが、45分で終わった
1年ぶりに、アカスリに行ったときのことです。
今回は、アカスリとかかとケアがセットになった特割70分コースを予約。施術はとても丁寧で、気持ちよく洗ってもらいました。それは間違いないんです。
ところが。終わって、促されるまま退出して、ふと時計を見て愕然としました。
45分しか経っていない。私の25分、どこ行った?
施術中は気持ちよさで時間の感覚がなくて、「もう70分経ったのかな」くらいにしか思いませんでした。最初にコース内容を確認しなかったから、何か行き違いがあったのかもしれません。でも、その場では何も言えず、モヤモヤを抱えたまま帰りました。
事件その2:美容院で「やられた」
別の日、今度は美容院で。
行きつけのお店ですが、毎回違う人が担当してくれます。カルテは残っているので、「私の好みはなんとなく伝わっているはず」と思っていました。
髪の毛が目に入るのが嫌なので、最初に希望を伝えたあとは、ずっと目を閉じていたんです。
終わって鏡を見たら——トップの毛がピンと立つほど短く切られていました。今回の担当さんは、すくことに専念するタイプの方だったようで。心の中で「やられた…」とつぶやきました。
いまさら文句を言っても、髪は戻りません。伸びるのを待つしかない。これも最初の打ち合わせをしっかりしていれば、と悔やみました。
なぜ言えなかったのか ―― 調べてわかった4つの理由
はっきり言えるタイプのはずの私が、なぜ2回も黙ってしまったのか。調べてみたら、これは性格の問題ではなく、人間なら誰でもはまる心理の仕組みなんだそうです。
①「プロにお任せモード」に入ってしまう
施術台や美容院の椅子に座った瞬間、人は無意識に「相手はプロ、自分は素人」という関係を受け入れるそうです。プロの領域で口を出すのは失礼かも、任せるのがマナーかも——普段は意見を言える人ほど場の空気を読む力も高いので、かえって黙ってしまうのだとか。思い当たりすぎます。
② 違和感が「確信」になるまで、人は動けない
アカスリの途中、「あれ、ちょっと早くない?」と思った瞬間は、たしかにありました。でもその時点では証拠がない。人はあいまいな違和感だけでは行動できず、「気のせいかも」と自分を疑うほうを選ぶそうです。時計を見て確信に変わったときには、もう終わっている。後味の悪さの正体は、これでした。
③ 気持ちよさが、判断力を眠らせる
リラックスしているとき、頭の中の「チェック係」はオフになるそうです。マッサージの最中や、目を閉じている美容院で、時間や仕上がりを監視し続けるのはそもそも無理な話。気持ちよかった「から」チェックできなかったんですね。矛盾じゃなかった。
④「伝わっているはず」の思い込み
人は、自分の好みや意図が実際以上に相手に伝わっていると思い込む傾向があるそうです。カルテは「事実」は伝えても、「どのくらい軽くしたいか」という感覚までは伝えてくれません。毎回違う人が担当するなら、なおさらでした。
次はこうする ―― 始まる前の「30秒」がすべて
調べてわかったのは、言いにくくなる前に言うのがコツだということ。始まってしまうと、心理の仕組み上どんどん言えなくなる。だから、始まる前の30秒に全部済ませておくんです。
施術前に、本人に確認する
「今日は70分コースでお願いしていますが、アカスリとかかとケアで合っていますか?」——受付と施術者の連携ミスはよくあることだそう。声に出して確認すれば、相手の中でも「70分のお客さん」と再登録されます。
「どっちに転ぶならマシか」まで伝える
美容院なら、「すくのは最小限で。切りすぎるくらいなら、物足りないほうがいいです」。希望だけでなく、迷ったときにどちらに倒してほしいかまで伝えると、プロはそれを判断基準にしてくれるそうです。これは目からウロコでした。
途中確認を「予定」にしておく
目を閉じる前に、「途中で一度、鏡で確認させてくださいね」と宣言しておく。こうすれば、途中で止めるのが「文句」ではなく「予定どおり」になります。
魔法のひと言を持っておく
それでも違和感がよぎったときのために、定型文をひとつ決めました。
「あ、すみません、ひとつ確認いいですか?」
文句でも要求でもない、ただの「確認」。これなら角が立たないし、言うハードルがぐっと下がります。
アカスリのお店には、電話しないことにした
ちなみに、終わった後でも「先日の70分コース、行き違いがなかったか確認したくて」と、事実の確認として問い合わせるのはアリなんだそうです。クレームではなく確認なら、お店側も対応しやすいとのこと。
でも私は、今回は電話しないことにしました。25分は、いい勉強代。そう切り替えることにしたんです。
その代わり、この体験から「言えない理由」と「言える技術」を手に入れました。それで十分、元は取れたと思っています。
まとめ 次は、30秒だけ勇気を出す
意見をはっきり言えるタイプでも、施術台の上では言えなくなる。それは性格の問題じゃなくて、人間の仕組みでした。そう分かっただけで、もやもやがずいぶん軽くなりました。
この歳になっても、まだまだ伸びしろがあるということで(笑)。
もしあなたも「あるある…」と思ったら、次にお店へ行くときは、始まる前の30秒だけ勇気を出してみてください。「あ、すみません、ひとつ確認いいですか?」——このひと言が、あなたの25分と髪の毛を守ってくれます。
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