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「このままでいいの?」
ある日、自分にそう問いかけました。
最初に言っておきたいのですが、これは離婚を勧める記事ではありません。夫婦で仲良く生活できているなら、それは本当に素晴らしいことだと思っています。
この記事が伝えたいのは、ただひとつ。「自分らしく生きているか?」ということです。
パートナーとの関係に限らず、仕事でも、生活でも、人間関係でも。「このままでいいの?」という問いは、人生後半の入口に立ったとき、誰もが一度は向き合う問いだと思います。
私の「このままでいいの?」
私が自分に正直になったのは、子どもたちへの気持ちと、夫への気持ちを比べたときでした。
子どもたちには、愛情をいくらでも注げる。それは今も変わりません。でも夫に対しては、いつからかその気持ちが向かなくなっていた。子どもが生まれてから、気づけばすべてが子ども優先になっていました。
「今は仕方ない」と自分に言い聞かせて、感情に蓋をしていました。夫婦としての関係は、気づかないうちにずいぶん冷めていた。最終的には、同じ空間にいることが苦しくなっていました。
それでもすぐには動けませんでした。子どもの教育にあと12年かかる。子どもたちのメンタルへの影響も心配でした。だから私は、感情を一時停止することにしました。自分の気持ちは後回しにして、子どもたちの成長に専念する。それが当時の私の答えでした。
ちなみに厚生労働省の統計によると、同居期間が20年以上のいわゆる「熟年離婚」は、全離婚件数の約21.5〜23.5%を占めているそうです。長い結婚生活の末に、同じような問いを抱える人がこれだけいるということだと思います。
ホスピスの患者さんの声を知って、ゾッとした
あるとき、終末期の患者さんたちが語る「後悔」について書かれた文章を読みました。
- 自分に正直に生きればよかった
- 自分の幸せを後回しにしなければよかった
- 我慢ばかりして、自分の気持ちや価値観を大切にできなかった
- 愛する人と過ごす時間をもっと大切にすればよかった
読んだ瞬間、背筋が冷たくなりました。
これ、今の私のことじゃないか。
自分の気持ちを後回しにして、感情に蓋をして、「今は仕方ない」と生きていた。このまま何十年も過ごして、最後にこの後悔を言うのは私かもしれない。そう思ったとき、何かが変わりはじめました。
一冊の本が、私の背中を押してくれた
そのころ出会ったのが、ひすいこたろうさんの著書『あした死ぬかもよ?』という本です。
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タイトルからして内容がわかる本。でも読んだら、タイトル以上にずっと深くしみる本でした。図書館で借りて読んで、「手元に置きたい」と思って購入しました。涙を流しながら、何度も鼻をかみながら読んだ本です。
出会ったのは、子どもたちがまだ高校生の頃。今思えば、この本を手にしたとき、すでに私の心はかなり限界に近づいていたんだと思います。
この本は、こんな問いを投げかけてきます。
- このままの生き方が続いたら、あなたはどうなっているでしょうか?
- どんな人生なら、心からときめくでしょうか?
- いつから生き方を改めますか?
問いに答えようとしたとき、自分の本音がはっきり見えてきました。「このままではいたくない」と。
自分ファーストを、自分に許した
「ひとりになるのが怖い」「さみしい」「世間体が…」。そういう気持ちが、ずっと足を引っ張っていました。
でもあるとき、こう思ったんです。
どうせ最後は、みんなひとりになる。ひとりで死んでいく。
だったら、自分らしく生きよう。誰の目も気にせず、親の意見もそっと横に置いて、世間体のためじゃなく、自分のために生きよう。そう決めました。
そして区切りをつけました。子どもたちが就職して自活するとき、私もリスタートする。一時停止していた気持ちを、そのとき再生しようと。
自分ファーストになって変わったこと。自分のスケジュールだけ管理すればよくなった。それだけで、こんなに心が軽くなるとは思っていませんでした。
やってみたら、大したことなかった
動く前は、あれこれ考えすぎていました。うまくいくだろうか、後悔しないだろうか、と。
でも実際にやってみると、案外すんなりでした。
大変なことは確かにあります。でも、大変だから人生は楽しい。大変は、乗り越えられる。するまでは怖かったことが、やってしまえば「なんだ、大したことなかった」に変わる。それが今の実感です。
まとめ 「このままでいいの?」と、一度だけ自分に聞いてみて
繰り返しになりますが、離婚しなくていいです。夫婦で仲良く、笑って生活できているなら、それが一番です。
でも、「自分軸」だけは手放さないでほしい。
週末だけ自分時間をつくるのでもいい。小さな楽しみを自分のために持つのでもいい。誰かのためじゃなく、自分のために何かをする時間を、少しだけ取り戻してほしいんです。
ホスピスの患者さんたちが語る後悔は、「もっと自分らしく生きればよかった」というものでした。その声は、まだ動ける今の私たちへのメッセージだと思っています。
「このままでいいの?」という問いを、一度だけ自分に向けてみてください。その答えが、きっとあなたの次の一歩を教えてくれます。
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